大みそかと言えば!
2005 / 12 / 31 ( Sat )
 今年は、大みそかなのに大みそかのような気がしない。毎日なんだかんだと予定があったし、今日もこれから新宿で染谷さんと次の舞台の打ち合わせなのだ。全然、今年が終わる気がしない(笑)。きっと、打ち合わせかたがた飲んでいる最中に新年が明けてしまいそうな気もする。まあ、今年らしいと言えば今年らしいか^^;)
 ちょっと残念なことがある。大みそかと言えば、ここ数年は格闘技を見て興奮して一年を締めくくるのが通例となっていたのだが、これから出かけるのでテレビは見れない。もちろん録画予約はしていくのだが、PRIDEでミルコを見るか、K-1で山本KIDを見るか、そこが悩みどころだ。迷った末に、K-1にした。大みそかとは言え、同じ時間帯に2つも格闘技を組むなんて。一年の最後に視聴者を悩ませないでほしい。

 さて、ざっと今年を振り返ってみる。
 今年は仕事も芝居も盛りだくさんな、充実した一年だった。そりゃまあ、残念なことや悲しいこともあったけど、あらためて振り返ると、楽しいことの方がずっと多かったと思う。こういうのを、幸せだったと言うのだ。
 気球計画も、晶子さん・乃維ちゃん・秦くんといったすでに古株メンバーをはじめ、恋愛メニュー以来、オーストラリアから一年ぶりに帰国したユージンが出演・入団した。同じく第3回公演からなんだかんだと出演していた和世さんあらため名月さんも劇団員となった。そして、第5回公演で出会った小まや、忍ちゃん、おぎぃが新たに劇団員となり、全部で9名になった。最近ではスタッフワークの分担も進み、稽古場公演やワークショップなど、新しい試みに挑戦することができた。マンパワーってすごいなあ、とあらためて実感。これからも、それぞれの能力ややりたいことが最大限実現できて、うまいこと回っていくような組織にしたいな。
 そして、今年も一年、気球の芝居を見に来てくださったみなさま、気球日記を読んでくださったみなさま、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。来年もまた、みなさまに幸多からんことを♪
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家族な気分
2005 / 12 / 30 ( Fri )
 今日は、日中、引越しの手伝い。単身の引越しだったが、思いのほか物が多かった。私も大人になってから2回引越しをしたことがあるのでよく分かるけど、本当に「なんでこんなに!?」と思うほど物が出てくるんだよなあ。思い切って捨てればいいんだけど、それも勇気がいるし。
 今日の引越しは、用意した車に荷物が全部乗るかどうかぎりぎりだったので、しまいには積み込みの人が「もう、ハンガーなんか置いていけよ!」「百均で買えよ!」「暖房器具ありすぎだよ!」と呆れ出す始末で、大笑いしてしまった。
 引越しって大変だけど、でも私はけっこう好き。生活が一新するような気がするし、部屋を選んだり、家具の配置を考えたりするのも楽しい。今度引っ越すならもう少し広い部屋に住めるといいんだけどなー。

 夜は、父方の親戚一同の食事会で、子どものころ生まれ育った家に行った。父は元気そうだったが、早々と酔っ払っていた。やはりもう還暦を過ぎたし、昔のようには無理がきかないのであろう。
 この集まりはここ3〜4年恒例となっているが、私にとってはふだんあまり会わない親戚たちなので、ちょっと気持ちが張る。でも、母校の話や地元の話などを聞くと、やはりなつかしい。一年ごとに会う従兄弟たちは、会うたびに大きくなっている。叔父や叔母とのやりとりを見ていると、家族らしいなと思って微笑ましかった。叔父はいまだに私を20代だと思っていて、ちょっと笑えた。子どものころの印象が強いんだろうな。
父と凛
父と撮ってみた。似てるかなー
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また来年会おうね
2005 / 12 / 29 ( Thu )
 今日は、日中予定がなかったので、家でのんびりと過ごす。今まで先延ばしにしてきた仕事の積み残しや、劇団のことを片付けて、あっという間に午後3時過ぎ。私は家でじっとしていると時間の感覚がなくなって、ほとんど何も食べずに一日過ごしてしまうので、健康上はあまりよくない。
 夜、渋谷に出て桜井さんと飲む。桜井さんとは、殺陣教室でほぼ毎週飲んでいるし、なんだかんだと忘年会でこないだの土日も連日飲んでいたのだが、2人で飲むのは久しぶりだった。
 桜井さんとの付き合いは今年で9年目になるのだが、つくづく変わらない人だなあと思う。見た目も変わらないけど、バイタリティも衰えを知らない。さすがにエスカレーターの手すりにまたがる体力はなくなったようだが、飲みっぷりも酔っ払いぶりも相変わらずである。今日は明日の心配をする必要もないので、私も日本酒をご相伴し、場所を変えて3件もハシゴしてしまった。
 長い付き合いだけれども、今年は気球で役者に挑戦してもらったり、殺陣教室を続けたりして、今までにない形で付き合いが深まった一年だった。主宰として、また作・演出として、特別に分かち合える思いもあり、いつも私を励ましてくれる。いつも本当にありがとう。来年はまた新しいエピソードを一緒に残せるといいな☆
桜井さんと凛

 家に帰ったら、乙間さんから先日撮影した写真が届いていた!おお〜!さっそくPCで一枚一枚見る。どれも雰囲気のある写真に仕上がっていてさすが♪みんなとっても素敵に見えるぞ〜♪なんだかめちゃめちゃ写真うつりのいい人もいるし。この写真は、近日中にアップする劇団員紹介のページに使います。お楽しみに!
全員
背の順に並んでまーす
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気球忘年会
2005 / 12 / 28 ( Wed )
 今日は、仕事で演劇のワークショップに参加した。初めてやることばかりで、けっこう難しいのもあったし、おもしろかった。
 ワークショップにもいろいろなスタイルがあるなあと思う。
 今日は、前半は手をつないだり、足相撲をしたりというスキンシップ系が多くて、それはそれで楽しかったけど、あ、私こういうの実はちょっと苦手なんだな、と気づいたりした。初めて会う人ばっかりだったせいもあるけど、どうも私は慣れない人と肌が触れることに抵抗があるらしい。人との心地よい距離の感覚が遠いのかもしれない。
 後半は、グループでエチュード的な芝居づくり。ただ、必ず観客を巻き込まなければならないというルールがあって、見ているときも楽しかった。リードしてくれた演出家さんは、いつもそのスタイルで公演を行っていると言う。ゲームとしてはおもしろいけど、公演となるとよほど高度な即興性も必要だろうし、インプロのショーみたいになるのかなぁ、と思った。人のグループを見ていると、率先してストーリーを引っ張っていくタイプ、ストーリーに乗っかって生き生き演じているタイプ、なんとなくついていくタイプ、役割がはっきりして初めて輝くタイプなど、いろんなタイプが見えておもしろかった。
 最後に振り返りの時間。恥ずかしさも芝居にしてしまえば成立するということや、大まかにタイプ分けすると女性は物語から作り始めるタイプが多く、男性は舞台セットや小道具から作り始めるタイプが多いという話を聞き、おもしろいなあと思った。
 今日のリーダーの方々は、最初からテンション高くて、どんどんみんなを巻き込んでいこうという勢いが感じられ、こういう場に慣れてるんだなあと思った。ワークショップのスタイルは、すなわちリーダーの芝居のスタイルなのだと思う。気球ワークショップvol.2では、いろいろと参考にさせてもらおう♪

 夜は、気球の忘年会だった。劇団員が全員と、スペシャルゲストとしてとまっちが来てくれた。忘年会部長・小まめが広くて快適な個室をとってくれたので、のびのびと飲むことができた。まあ、忘年会というより半分以上ミーティングだったけど・・・^^;)なかなか年を忘れられそうにもない。
 何はともあれ、今年も一年、この仲間と一緒に芝居づくりができて、とっても楽しかったし、恵まれた一年だったと思う。来年はさらに楽しい一年にしたいと思います!よろしく!
気球忘年会1
帰りの駅でパチリ☆新年会では全員で撮りたいな
気球忘年会2

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今年もあと4日
2005 / 12 / 27 ( Tue )
 いよいよ年の瀬となった。2005年も、あと4日しかない。
 今日は、予定されていた仕事関係の忘年会が急遽中止になったので、久しぶりに時間の余裕ができた。とは言え、今日が実質的な仕事納めだったので、なんだかんだとやり残した仕事を片付けているうちに、あっという間に7時をまわってしまったが。でも、やるべきことをひとつずつ終えて、ほっと安心である。年賀状も、だいたい出し終えたし。

 忘年会シーズンでいろいろな人に会うせいか、出会いと別れについてふと考える。
 出会いにもいろいろな出会いがあるように、別れもまたいろいろだと思う。仲間であれ友だちであれ、付き合いが長くなってくるとだんだんと関係が変わっていくことがある。原因は、お互いの成長であったり、物理的な疎遠であったり、逆に親密になりすぎた結果であったり、いろいろあると思う。だけど、かつて分かり合えたものが分かり合えなくなったり、あるいは以前のように力になれなくなったり、なんとなく距離を感じてしまうことがある。別に付き合いそのものが断絶するわけではないが、それも小さな別れのような気がして、ちょっと残念に思う。
 もちろん、付き合いが長くなればなるほど、そんなことは当然あり得ることだし、そこからまたしっくりといく関係を築き直していけばいい。それによってさらに付き合いが深まることもあるだろう。しかし、馴染んでいた関係にふと違和感を感じるとき、相手が自分に何を期待していたのか、自分が相手に何を期待していたのかも同時に見えることがあって、ハッとするのだ。
 大切な人とは、対等に忌憚なく、おたがいの変化に応じて何度でも紡ぎ直せる絆を結んでいたいものだ。

 それはそうと、気球のホームページが2006年早々のリニューアルに向けて、鋭意準備中である。気球は最近IT系マンパワーが充実しており、ホームページは秦くんとおぎぃが作業を進め、受付管理システムをセレブ名月が作成し、ユージンがweb広報として気球の活動を広げるべく尽力してくれている。1月中には、今までなかった劇団員紹介のページもアップする予定だ。1年前の今頃は、純正劇団員はたったの4人しかいなかった(今から思うと信じられない!よくそれであんなに人が出る芝居をやってたな)のだが、今では9人に増えて、それだけとっても実り多い2005年だった。
 ということで、みなさま、新しい気球のホームページをお楽しみに♪
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荒療治
2005 / 12 / 26 ( Mon )
 今朝になっても微熱下がらず。うう〜。
 でも今日は、どうしても傍聴に行きたかった。前に見た公判の続きがたまたま今日なのだ。同じ事件の公判を続けて傍聴できる偶然なんて、そうそうないのだ。本当は朝から行きたかったけど、昼ごろやっと家を出る。午後のお目当ての公判には間に合ったので、ホッとした。
 今日の公判は、検察側の論告求刑だった。その前に被告人の母親の証人尋問もあり、傍聴席には加害者側と被害者側の家族が同席する形となっていた。人生はなんてシビアなのだろうと思う。求刑は無期懲役だった。
 帰りのエレベーターで、傍聴人の一人が「あんなに詳しく言わなくてもいいのにね」と話していた。論告求刑だから、事件の内容がつぶさに語られるのは当然なのだが、確かにその中身は私も聞きながら泣いてしまったほどひどい事件だった。仮に真実が公訴事実のとおりなのだとすれば、被告人の心の中の闇は、私には想像もつかないほど暗くて深い。しかし、法の前では、本人がいようと家族がいようと、その真実を詳らかにしなければならない。人一人の人生を決めるのだから、よけいな解釈の幅があってはならないのだ。

 夜はまたまた忘年会というか、友人との飲み会だった。10年来の友人で、会わないときは1年以上も会わないし、会えばいつも同じような話をしているのだけれど、でもなんだか気楽で楽しい。たぶん、今までの人生の中でもかなり濃い時期を共有していたからだと思う。10年後も、こんなふうに思い出話やバカ話をしながら、一緒にビールを飲んでいられるといいな。
 そして友人とは10時ごろ別れ、麻布十番へ。次回公演の取材のために秦くんにクラブに連れて行ってもらった。なんでも、知り合いがDJをするのだと言う。そういう知り合いがすぐに見つかるところが、さすが秦くんだ。ちゃらちゃら時代の交友関係が生きているのだろう。
 クラブに行くのは久しぶり。今日のところはなかなかセンスがよくて、きれいだったし、映像も照明もカッコよかった。あんなふうにしたいなあ。。。いろいろとイメージがふくらむ。まあ、高円寺会館では制約があるけれど、できる限りの工夫をしてみよう。
 そうこうするうちに12時を回ってしまったので、あわてて家に帰る。家に着いたときにはもう1時を回ってた。今日もハードな一日だったなあ。しかも薬とアルコールの併用までしてしまった。しかしそんな荒療治のせいか、体調のわりにはなんとか一日の予定を乗り切れたような。。。よい子のみなさんは絶対に真似しちゃいけませんよ。
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いささか不調
2005 / 12 / 25 ( Sun )
 まずい。12月に入ってからずっと体調が低空飛行ぎみだったが、ついにとどめを刺してしまったようで、昨夜から微熱が出てきた。まあ、今月の不摂生生活を振り返れば無理もないのだが、熱だけはやめてぇ〜。。。あと忘年会が3つ、年賀状も書かなきゃいけないし、寝込んでる暇なんかないんだよぉ。明日はせっかくの平日休みだから傍聴にも行きたいし。よし、何事もなかったように過ごすことにしよう。うん、それがいい。

 今日は、キャスト希望の女の子と新宿で会った。18歳、現役高校生!乃維ちゃんも同席して、3人で話をする。それにしても、クリスマスの新宿はなんだかやたらに混んでいて、喫茶店はどこもいっぱいだった。みんなそんなにお茶したいのか!!
 最近の18歳の女の子ってどんな感じだろうと思ったが、話してみたらなんだかとっても興味深くておもしろかった。進路のことや自分のやりたいことについて、とても真剣に考えたり悩んだりしていて、微笑ましかった。私もそのころは先の人生に対して今よりずっと現実的で臆病だった気がする。今でこそ、人生は意外とどうにかなるもので、ましてや18歳なんていう年齢なら、どんなことでもやってみたらいいと思うけど、あのころはそうも思えなかったものだ。その他にも、芝居のことや学校のことなどを話し、好感触を得て別れる。

 夜は、桜井さんが主宰するメールマガジン「らぽ」のみなさんと忘年会。今日のお店は、とても雰囲気がよかった。円卓のお座敷みたいな席もあったり、中2階みたいな席もあったりして、なんだかすてき。そしてなんと、マジシャンがテーブルを回って、手品を見せてくれた。目の前でじぃっと見ているのにネタが分からなくて、びっくりした。今度気球の仲間とも来たいなあ。
 それにしても、飲み会の途中からぞくぞくして、頭がボーっとしてきた。帰り道電車に乗ったら、一瞬で眠ってしまった。私は松田凛でいるときが一番元気みたい。気持ちが張っているからだろうか。
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クリスマスイブ
2005 / 12 / 24 ( Sat )
 今日はクリスマスイブ。
 昼過ぎに、プレゼントとケーキを買って、入院中の母の見舞いに行く。駅から歩いていると、散歩中の母と遭遇。よくこの寒い中を、と思ったけれど、外の空気に触れた方がかえっていいのかもしれない。病院の空気って、どうしてああも気を滅入らせるのだろう。明るくてきれいな病院なのだが、私などは行くたびにどっとエネルギーを吸い取られるような気がする。
 ケーキを食べながら、母と話をした。うちの母はキリスト教だが、父は仏教である。そして娘の私は今のところ無宗教である。「どうしてキリスト教に入ろうと思ったの?」とたずねると、大学時代の恩師の影響が大きいと話していた。母は、別にそれほど熱心な信者にも見えなかったけれど、人生の中でしばしば信仰に救われたという実感はあるらしい。
 散歩帰りだったせいか、母はちょっと疲れているようだったので、あまり長居をせずに退去する。
 早くよくなりますように。
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キャスティング&座談会
2005 / 12 / 23 ( Fri )
 今日は年内最後の稽古、そして「言の葉の一滴」のキャスティングだった。
 11月末に脚本ができてから、今日までに5回の読み合わせを行ってきた。ワークショップを機に、いくつものうれしい出会いがあったり、ネット募集を見て来てくれた方もいたりして、毎回にぎやかな稽古場だった。
 キャスティングには、毎回とても頭を悩ませる。今朝も、なんだか緊張して、早くに目が覚めてしまった。稽古場に行く前にお気に入りの喫茶店に寄って、もう一度配役案を練り、ぎりぎりまであらゆる可能性を考える。
 今回は、ある程度早めに決まっていた役もあり、あらためてじっくり考えて決めた役もあり、最後まで決まらなくて今日の読みあわせを経て直前に決まった役もあった。いくつか保留の役もあったけど、今いる役者陣で決められる部分については決定し、みんなに伝えた。たぶん、誰もが予想していたとおりの部分もあっただろうし、本人も含めて意外に感じるキャスティングもあったかもしれない。
 でも、これだけ考えたのだから、これ以外の案はないと思う。出来上がるころに、やっぱりこれがベストキャスティングだったときっと思うだろうし、そう思えるような芝居創りをしていきたいと思う。キャスティングを伝えた後、時間の許す限り本役での読み合わせをした。いよいよ役に目鼻がついたような、息吹がこもったような感じで、これからの稽古がとても楽しみになった。年明けの稽古始めまでに、もう一度脚本を手直ししてのぞむつもりだ。

 さて、稽古場を後にして、夜は仕事で頼まれた座談会の席へ。
 某出版社の企画で、同業者2人とスーパーバイザー的な立場の人と4人で話をする。私はその中でも一番若輩者でいささか気後れしたが、まあどうにか自分の実践や心がけていることなどについて話をした。仕事は同じでも、それぞれに取り組む切り口が異なっておもしろかった。
 すごいなあ、と思ったのは、スーパーバイザーの方がそれぞれの仕事のスタイルを実に的確に見抜いていたことだ。大まかにタイプわけすると、私の場合は、伝えたいことがまず明確にあって、それをいかにして伝えるかというスキルにこだわるタイプだという。別の人は、伝える内容にこだわるよりも次々と触発していくタイプ、そしてもう一人はお膳立てを仕掛けてあとはファシリテーターに徹するタイプであった。もちろんそれは、明確に線引きされているわけではなくて、実際には場面に応じて兼用しているわけだが、同じ仕事なのに偶然にもタイプが三者三様。本当に勉強になって、有意義な仕事だった。
 話を聞きながら、それは実は仕事だけじゃなくて、芝居のスタイルにも通じているなあと思った。同じテーマでも、違ったスタイルで芝居創りをするとしたら、どうなるのかな。また全然違ったカラーの新しい芝居になるのかもしれないな。それが身につけば、仕事にも役立って一石二鳥だし。
 と、最近見るもの聞くものすべて芝居創りの糧にしようとしている自分がいる。。。

 ふぅ、今日は慌しい一日だった。大切なことがひとつ、またひとつと終わっていく。疲労感と達成感で、気持ちよくけだるい。
 帰り道、一人になったらほっとした。ほっとした勢いで、自分にごほうびを買う。自分にクリスマスプレゼント♪よしよし。
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サムライだましい
2005 / 12 / 22 ( Thu )
 今まで、何人の人を傷つけてきただろう。
 人間はみんな誰かを傷つけながら生きているものだ、などという一般論を持ち出せばそれまでだが、私もいろいろな人を傷つけて生きてきた。あとで修復できた人もいるし、できなかった人もいる。修復できない形で、傷つけてしまった人もいる。
 誰かを傷つけて快感を得る趣味はないので、できることなら誰も傷つけることなく生きていたい。昔に比べれば少しは大人になったので、人を傷つける機会は減ったと思うが、結果的に誰かを傷つけてしまうことはいまだにある。
 私は一度こうと思ったら他のことを省みずに突き進んでしまう傾向がある。一途といえば一途だが、要するに融通が利かない。かと言ってそこで我慢することがいいとも思えないので、相容れない人の思惑とは外れていくことになる。誰も傷つけたくないけど、これはいかんともしがたい。こういう場合、人を傷つけないことを最優先にすると、自分が自分でなくなってしまう。その意味では、私はたぶん、これからも誰かを傷つけながら生きていくと思う。
 しかし、どうせ傷つけるなら、一太刀でばっさり斬りたい。傷口がばっさりきれいな方が、きっと治りは早いのだ。返り血を恐れてちょっとずつ何度も斬ったり、治りかけたところをまた斬ったりしちゃいけない。相打ちを装って自分も傷ついているふりなんかしちゃいけない。もちろん、あとからまた塩を塗りこむような真似は論外。
 やむなく誰かを傷つけるならば、一番優しいことは、ばっさりと斬って、ちゃんと加害者の立場を引き受けること。そして、それ以上もう傷つけないことなんじゃないかと思うのだ。
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お姉さまの教え
2005 / 12 / 19 ( Mon )
 自分の好きなことを、たくさん話してくれる人が好きだ。どうして惹かれるのか、どんなふうに素敵なのか、どうやって楽しむのか、どれほど好きなのか、生き生きと話してくれる人が好きだ。それが私の知らないことなら、なおさらいい。なにかに夢中になっているとき、人は一番主体的で、いいエネルギーに満ちているような気がする。

 今日は、仕事メンバーとミーティング。このメンバーとは、ここ数年来一緒に仕事をしてきて、それもそろそろ締めくくりにさしかかっている。みんなばりばり仕事ができる人で、プロジェクトそのものも充実していたし、とても勉強になった。今日は、ミーティングの後にメンバーのうちの3人で忘年会がてら居酒屋へ。
 顔ぶれは、お子さんもいる素敵なお姉さまと、私より一つ年下の女性と、私。そう言えば、このメンツで飲むのは初めてだった。
 お姉さまは、微妙な年齢でおたがい独身の私たちに、「結婚するなら絶対に自分が愛してる人がいいわよ。愛されて結婚したほうが幸せになれるなんて言うけど、そんなことはない。」ときっぱりと断言した。「結婚すれば、必ずいろんなことがあるものだけど、自分が愛してる人なら、たいていのことは許せる。お茶ひとついれるのも、ご飯を一杯よそうのも、愛する人のためならなんてことなくできる。でも、そうでもないと、そういう一つ一つのことにいちいちいらいらしたりするのよ。だから、夢中になれる人と一緒になったほうがいい。」
 その人のふだんのセレブな雰囲気からするとちょっと意外だったが、不思議な説得力があった。その人は、そう実感するに至るまでの人生を歩いてきたんだなあ、と思った。どんな人でも、本当に平凡な人生を歩いている人なんていないんだ。外から見て特別な波乱万丈や悲喜劇がなさそうに見えても、たくさんのエピソードをつないでその人だけの物語を創っているのだ。「幸せ」だとか「恵まれている」とか、他人の人生を簡単にくくるような乱暴な解釈をするのは失礼なことだ、とあらためて思った。
 「よいお年を」と言って、駅で別れる。お決まりのあいさつだけど、この言葉は、けじめがよくてなんだか好き。来年も、きっと素敵な物語の続きが待っていますように。
 
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私の好きな街
2005 / 12 / 18 ( Sun )
 休日にしては珍しく早起き。起きるなり、あまりの寒さにベッドに逆戻りしそうになったが、自分に鞭打って家を出る。行きつけの美容院めざして、横浜の元町へ。
 この美容院に通い始めてもう10年ぐらいになるので、半年に1回ぐらいは元町を訪れているのだが、何度来ても好きな街だ。みなとみらい線ができて、ますます便利になった。美容院を出てから、しばらく一人でぶらぶらして、ちょっとおしゃれなお店でランチを食べる。商店街に、サンタクロースがいて、チャリティ撮影会をしていた。私も一緒に撮りたかったけど、小さい子どもを連れた家族連ればかりだったので、さすがに遠慮する。まあ、当たり前か ^^;)。街全体が、クリスマスモードで華やいでいた。
 来る季節によって雰囲気が違うけど、元町はどこか変わらない落ち着きがあって好き。歴史と共存しているせいか、海が近くて開かれているせいか。人間同士の相性と同じように、街との相性ってあると思う。

 帰り道、一転してごちゃごちゃした新宿へ。年賀状シーズンに備えてプリンタを買う。6年前に購入したうちのプリンタとスキャナは、どちらもすっかり使い物にならなくなってしまったので、思い切ってプリンタ複合機を購入。スキャナもコピーも一体になった代物だ。パソコンを買ったときのポイントで十分足りたので、ラッキー。
 「配送ですね」「はい」と言ったものの、よく考えてみると配送してもらうと受け取れるのは、いったいいつ!?年賀状どころじゃないじゃん。「持って帰ります!」「あの、女性の方にはちょっと重いかと・・・」「いけます、いけます、だいじょうぶです」1階まで台車で運んでもらい、あとはどうにか電車に乗せて家まで持って帰った。芝居をやっていると、力持ちになるらしい。

 だが、さすがに夜の殺陣教室では、もうぐったりだった。終わった後ビールを飲みながら寝そうになってしまったので、早めに帰宅する。
 今年も残すところあと少し。忙しいけど、大事な予定もたくさんあるので、一日一日をていねいに過ごしたいな。
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きれいに撮れた?
2005 / 12 / 17 ( Sat )
今日は、朝から劇団員大集合。気球カメラマンの乙間さんに、ホームページで使う劇団員紹介用の写真を撮ってもらった。撮影場所は稽古場近くの小さな公園。寒かったけど、気持ちよく晴れてさわやかな空気の中、一人ずつノーマルな正面写真とふとした表情の個別写真、そしてどアップ写真とそれぞれ撮影してもらった。そして、全員での集合写真もたくさん撮ってもらった。乙間さん撮影

 私はあらためて写真を撮られるとなると、けっこう緊張する。一番緊張しないのは、母が撮るときだ。私の母はなぜかいつでもカメラを持ち歩いていて、よく写真を撮ってくれる。母が撮った写真を見ると、一番自然な顔をしているように思う。ところが、今日の乙間さんの撮影も、なぜだか緊張しなかった。乙間さんの優しい雰囲気と、信頼感の成せる業だと思う。
 私の顔は、右側が男顔、左側が女顔だそうで、見る方向によってずいぶん雰囲気が違うらしい。そんなもんかぁと思ったが、乃維ちゃんの撮影を見ていたら確かに左右で顔の雰囲気が違うので、びっくりした。晶子さんは舞台での顔とふだんの雰囲気のギャップが一番大きいらしい。一番緊張していたのはユージン。きっと、自分をできるだけカッコよく見せようとして身構えていたのだろう。秦くんは、いつもカメラの前に立つと抜群にカッコよくなってずるい。忍ちゃんは寝起きらしくお肌の色つやが抜群によくて、これもずるい。名月さんは苦手な早起きをしたのに相変わらず誰よりも優雅な雰囲気。小まやは髪を切っていっそう若くなり、「小まめ」と改称。おぎーは、撮影の最中に通りかかった近所の知り合いと井戸端会議に興じていた。
 こんなふうに、全員で写真を撮るのも初めてだな。みんなの顔をあらためてまじまじと見て、なんか新鮮だった。気球の今を、そしてメンバーそれぞれの今を刻んだ写真になるだろう。仕上がりがとても楽しみだ☆

 その後、怒涛のように稽古になだれ込む。
 キャスティングまで残すところあと稽古3回。なかなか来られない役者さんもいて稽古プランニングが難しいが、時間を有意義に使って、キャスティングを練りたい。また、ここ数回みんなに読んでもらって、どんどんキャラが立ってきて、脚本に手を加えたい気持ちもうずうず。今年も、パソコンに向かう正月休みになりそうだ。
 稽古後は、今回も照明を担当してもらう齋藤さんとミーティング。技術系のミーティングが始まると、いよいよ舞台づくりが始まった感じで、いい意味での緊張感が湧いてくる。うしっ!
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THE 純愛!!
2005 / 12 / 15 ( Thu )
 気球日記、だいぶサボってた。キャスティングに向けて稽古のことでちょっと頭が手いっぱいなのに加え、師走だけになんだかんだと飲み会続きな毎日である。その勢いに押されたのか、いつの間にかかぜは回復したようだ。めでたし、めでたし。

 そんな中、昨日は「私の頭の中の消しゴム」を観に行った。もうあまり大きな映画館ではやっていないので、吉祥寺の外れの小さな映画館へ。映画館そのものは場末感満載だったが、いすは座り心地がよかったし、ほとんど貸し切りなまでにガラガラだったので、むしろ気に入った。私の頭の中の消しゴム

 私は韓流モノにはあまり興味はないのだが、ストーリーに興味を惹かれ、また泣ける映画だと聞いていたので、楽しみにしていた。
 結果。。。ボロ泣きだった。映画や芝居を見て号泣したのは、そう言えば久しぶりだったなあ。
 要するに、病気という理不尽を抱えた純愛モノなのだが、よかったなあと思ったのは、物語が主役の2人の人生をわりと長いスパンで描いていたことだ。2人が出会うまでの過去、そして出会い、付き合うまで、そして恋人時代、結婚してから、彼女が病気になってから、とそれぞれのライフステージで2人が成長したり変化したりしているのが素敵だった。ふだんは純愛モノにはあまり惹かれないが、主役の2人がとっても自然で魅力的で、ああ、こういう幸せな瞬間てあるよなあ、と共感できた。恋の始めにはうきうきとした空も飛べるような気持ちになるし、絆が深まってきたときにはそばにいるのがとても自然で安心できる。そんないろいろな幸せの形が見えて、久しぶりに「純愛っていいわ〜♪」と思った。
 主役の女性はアルツハイマーで、最後にはほとんど一切の記憶を失い、愛する人のことも分からなくなってしまう。記憶をなくすことは、本人にとっては死にも匹敵することだと思う。
 けれども、人間は関係性の中で存在し、生活し、成長する。その人を取り巻く関係性が保たれている限り、その人はその人であり続けるのだと思う。そう考えると、人間のアイデンティティって、その人だけで作るものじゃないんだな。
 今、私を、私たらしめてくれている人たちに、感謝したいと思った。
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買っちゃった♪
2005 / 12 / 11 ( Sun )
PICT4594.jpg 普段、酷使しているノートパソコンは、買ってから4年がたった。そろそろあちこちにガタが来て不安定な状態。しかも、ちょっと重たい映像になるととたんに再生できない。秦くんには「要するにもうおじいちゃんなんですよ。おじいちゃんにマラソンさせようったって無理ですよ」と鼻で笑われる。うう。。。まだ動くのにちょっともったいないが、この際性能のいい新しいノートパソコンに買い換えることにした。ま、いまどきMEだったしね。。。

 今日は、朝から秦くんに付き合ってもらって新宿のさくらやへ。私が望む条件は、・映像がさくさくいじれること・できるだけ軽いこと・見た目がカッコいいこと・DVDに書き込みできること、まあそんなところだったが、私に判断できるのは見た目がカッコいいかどうかと、重さだけだ。秦くんは、お店の人と私にはよく分からない外国語で話をし、どれがよいか絞り込んでいく。最終的に、シャープのメビウスに決めた。見た目はまあ特別スタイリッシュでもないが、相当に頭がよくて、手ごろな大きさで、お値段もそこそこだったので、決断する。それにしても、まっさらなパソコンていいな。早くいじりたい。うきうきとさくらやを後にした。

 お昼からは、ぐっちの公演スタッフ最終日。
 今日はマチネとソワレの2回。芝居は一昨日見せてもらったので、今日は上演中はロビーで待機する。その間、他の当日スタッフの人とおしゃべりした。一昨日までの2日間、一緒にスタッフをしていたすてきなおばさまが、実は長谷川さんのお母さんだということを今日初めて知り、びっくりする。娘の公演の受付を公演期間中通しでなさるとは!「芝居のことは何も知らないのよ」と言いながら、初対面の私にも何くれとなく気を配ってくれて、みかんやサラダやお菓子など、いろいろなものをくださった。そして、よく動いていた。スタッフの仕事にはさまざまなセオリーもあるけれど、こうした機転や心遣いが実は一番重要だったりする。公演スタッフには、非常にありがたいキャラだなあと思った。また、作・演出の方が、本番はあまりどっぷり観ないらしく、上演中もちょくちょくロビーに出てきていたので、少しお話をした。といっても、作品の話ではなくて、劇団内恋愛の極意とか、そんな話だったが。でも、やっぱり物を創る人の貫禄があるなあ、と思った。
 それにしても今日の寒かったこと。客入れ中は当然ドアは閉められないので、外の風が吹き込んでくる。ロビーは天井が高いので暖房もあまりきかないらしく、まさに凍える思いだった。今年の正月の気球の公演のときはさらに真冬で、麻布die pratzeの受付には暖房がなかったのだから、まさに凍死寸前でやってもらったことになる。そういうところにも、今後もっと配慮しなくちゃなあと思った。
 体調がすぐれなかったので、打ち上げは辞退して家に帰る。帰り道、ちらほらと雪が舞っていた。道理で寒いわけだ。寒いのは苦手だけど、雪が降るのは嫌いじゃない。むしろ好き。どうせなら、もっと降ったらよかったのにな。
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ザ・スタッフ
2005 / 12 / 09 ( Fri )
 昨日、今日と、忍ちゃんと一緒に劇団OFCの当日スタッフを手伝っている。いつもうちの公演を手伝ってくれているぐっちと長谷川さんが出演している公演だ。小屋は、前回お世話になったシアター風姿花伝。やっぱり、ロビーが広くてきれいで、いい劇場だな。
 仕事帰りに駆けつけて、お弁当をいただく。私たちに任された仕事は場内案内。私は気球の公演でもたいてい場内案内をやっているけれど、これも劇団によってやり方が異なる。特にすごい混雑が予想されるときは客席のさばき方は重要だ。できるだけ、早く来てくれたお客様を動かすことのないように、でもできるだけ半端な空席を作らないように、上手に声かけしなければならない。昨日は、開演後も入り口について、遅れてきたお客様の誘導を担当した。今日は、客席前方を担当し、開演後は客席で芝居を見せてもらった。昨日も今日も、お客の入りはちょうどよかったので、そんなに苦労しなくて済んだ。昨日は咳が止まらず客席後ろで悶えていたが、今日はまあなんとか周囲に迷惑をかけずに芝居を観ることができた。ほっ。
 公演スタッフをやると、劇団の雰囲気がよく分かる。ここの劇団は、わりとベテランのスタッフ陣が多くて、客層も幅広い年齢層にわたっていた。自分の公演のときも、当日スタッフの方々には本当にお世話になる。失礼なことはなかったかなーと我が身を振り返りながら、お手伝いさせてもらった。

 終演後そそくさと劇場を後にする。今日は、芝居仲間の人と飲みに行った。今度、公演を打ちたいと考えているらしい。なかなか壮大なプロジェクトで、実現までの道のりはかなり険しそうだが、思い立った以上、いつの日か実現することを祈っている。というか、話が具体的になって、現実的に動き始めることになったら、私もできる範囲で協力したいなあと思った。
 なにごともまず最初は、風呂敷を広げることから始まる。はじめから小さい風呂敷を広げたらそれ以上のものは絶対にできないし、あまりに大きな風呂敷を広げても手に余る。そのへんのバランスが難しいが、一番高いハードルは、実際に風呂敷を広げられるかどうかということだと思う。
 やりたいことがあって、それに向かっていくすべての勇気ある人に、幸あれ。
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望まれるということ
2005 / 12 / 08 ( Thu )
 今まで何人の人に出会っただろう。そして、これから死ぬまでの間に、いったい何人の人に出会うだろうか?出会えたかもしれない人々の数に比べれば、実際に出会える人数はほんの一握りで、それだけをとっても出会いはすべて偶然ではなく必然であるように思える。そして、出会えた人々の中でも、より密度の濃いつながりを持ち、付き合いを深めていく相手はさらに限られる。そこには、必然性を超えてさらに、価値観や関係性の好みといった、より自分らしい選択のフィルターがかかる。選択の理由はどうあれ、私たちはそのようにして得た人間関係の中で、自分を規定しながら生きている。
 人間関係を選択するときに、「自分が必要とされている」「自分が頼りにされている」「自分が望まれている」といった理由を積極的に選ぶ人がいる。誰かに必要とされることは自分の生き甲斐にもなりえる。人間は誰かのためになら普段の何倍もがんばりがきく。そして、誰かのためにがんばる自分は輝いている。だから、それが悪いとは思わない。
 でも私は、自分がそういう理由で人間関係を選びそうになるとき、できるだけ慎重になる。
 人間関係は、変わり続けていくものだ。いつか自分が必要とされなくなったら、頼りにされなくなったら、望まれなくなったら、それでも私はその関係を維持できるだろうか?あたかも裏切られたような被害妄想を抱いてしまわないだろうか?相手の成長に伴う変化に、素直に敬意を表せるだろうか?誰かの評価や期待をスケールにして、自分をはかろうとしていないだろうか?
 誰かと、本当に対等で安心できる関係を結ぶことはなかなか微妙で難しいことだ。おたがいがなくてはならない二人三脚のような関係も悪くないし、多少憧れる。でも、どんな人間関係を選ぶ場合も、「好きだから」「一緒にいたいから」「一緒に何かしたいから」「力になりたいから」「楽しいから」「尊敬できるから」といった、自分発の理由がそこにあることを、いつも確認していたい。そうすれば、おたがいの関係がどんなふうに変わっても、誰のせいでもないし、相手に対する負の感情は生まれないだろう。というか、変化をさらなる充実やおたがいの成長につなげられると思う。まわりの人とは、できるだけそういう人間関係でありたいと思う。
 まあ、そのためには、それぞれが自分の足でちゃんと立って、世界を広げていける力が必要なのだが。

 話が固くなったので、話題を変えよう。
 今日、職場の人と話していて、ほえ〜っと感心したことがあった。
 その人は私より年上の女性なのだが、同人誌が大好きらしく、コミケ(?)があれば欠かさず駆けつけるのだそうだ。私はその世界にはとんと疎いので、ちょっと興味を惹かれて聞いてみたら、いろんなことを教えてくれた。
 なんでも、そうした同人誌の世界には、「男萌え」と「女萌え」があるのだそうだ。「男萌え」はなんとなく分かるけど、「女萌え」ってなに〜???すると、最近の「女萌え」の多くはボーイズラブなのだそうだ。要するに、美少年同士があんなことやこんなことをする、そういう世界である。私自身はそれを想像してもあんまり萌える気がしないが、女性の萌えポイントがそこなんだ!というところで、なんだかおもしろいな〜と思った。男×女では、リアルに想像できてしまうからおもしろくないのかな?そういう女性の想像に、男性と似たような支配欲もちょっと垣間見えたり。二次元の世界だから、よけいに何でもアリなのだろう。

 ふぅん。世の中にはまだまだ私の知らないことがある。私の知らないことに、多くの人がそれほど情熱を燃やし、足を運び、消費を厭わないのだと思うと、内容に関わらず単純に興味が湧く。
 私はなにに萌えようかな〜♪
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Goodayを観る
2005 / 12 / 07 ( Wed )
 今日はGooday Co.の公演「窓辺の稜線」を観てきた。小屋は麻布die pratze。うちも第5回公演のときにお世話になった馴染み深い劇場だ。
 作品は、昭和を生きた一人の男の人生をしっとりと描いた物語。どんな奇想天外な物語よりも、一人の平凡な人間の人生をていねいに描いたほうがよほどドラマになると常々思っている私にとっては、なかなか興味深い作品だった。内容は全然違うけど、次の「言の葉の一滴」にも通じるテーマが流れており、ふむふむと納得しながら観た。11日(日)まで公演中です。

 それはそうと、ここ2週間ほどかぜが治らない。熱は出ないので、寝込むほどでもなくまあふつうに暮らしているが、のどの痛みとひどい咳がいっこうに抜けない。ワークショップの日だけ小康を保っていたのは気合い勝ちとしか言いようがない。まあ、体調不良にもかかわらず夜更かし&飲酒の不摂生を繰り返しているので無理もないのだが。今日に至っては、いよいよ心身ともに体力を消耗してきたようで、妙にナーバスな状態だった。さすがに観劇後はまっすぐ家に帰る。家に着いたら、なんだかほっとした。あまり家好きではない私にしては珍しいことだ。
 これから忘年会シーズンに突入する前に、一度しっかり治さなくては。何よりも今私に必要なのは睡眠だ。おやすみなさい。。。
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祝!新入劇団員!
2005 / 12 / 06 ( Tue )
 ワークショップも無事に終わり、今日の稽古からはいよいよ「言の葉の一滴」キャスティングに向けての読み合わせ開始。シーンごとに、配役を入れ替えながら、読み合わせを行う。キャスティングには毎回よくよく頭を悩ませるが、今回もまた直前まで悩みそうなこと必至。まあ、アテ書きをしない作・演出の宿命だろうか。。。
 
 今日の稽古から、なんと!劇団員が増えた!おお〜!これにて劇団員は9名、役者だけを見れば男性4名・女性4名というバランスのよさ。うれしい〜!
 あれ?それなのに、あまり変わり映えした気がしないのはどうしてだろうか?はい、それは新入劇団員がおぎこうじ氏だからであります。彼は、うちの第5回公演で初舞台を踏んで以来、毎回出演してくれていて、すっかり気球の顔におさまっていたのでありますが、実は劇団員ではなかったのでした。しかし、第8回公演の稽古が本格的になる今、ついに劇団員としての活動を決意し、晴れて入団の運びとなったわけです。新しいようでそうでもない、見慣れたようでニューフェイスな、新入劇団員おぎこうじを、これからもどうぞよろしくお願いします!
 さっそくというか強引にというか、次回公演ではおぎ氏作曲によるオリジナルソングが劇中で使われることになっています。みなさん、ぜひお楽しみに!
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ワークショップ!!!
2005 / 12 / 05 ( Mon )
 昨日は、気球計画初企画のワークショップだった。題して「ワークショップvol.1」、うん、そのまんまだ。
 初めて外部の方を招いて行う稽古とあって、劇団員でミーティングを重ね、それぞれ仕事を分担して準備を進めてきた。私はパンフレット作成と全体の仕切りが担当。内容はふだん気球でやっている基礎練が主だが、ゲームやインプロは参加者の人数や経験も考慮してメニューを決めなければならない。そこで、通常稽古の折に実際に劇団員だけでいくつか試しながら決めることに。ところがやってみると当の劇団員が全然うまくいかず、かぜで見学していた晶子さんに「・・・なんかカッコ悪い・・・」と言われる始末。でもまあ、どうにかみんなで楽しめるものを選んで、当日を迎えた。
 最初はどれだけ集まるものかなあと思っていたが、最終的に16名の方々が参加してくださり、劇団員も含めて総勢24人で稽古をすることに。うわっ、稽古場にこんなに大勢人がいるの、気球史上初めてだよっ!稽古場はわりと広くてきれいなところを確保できたが、それでも全員並ぶとかなりの圧迫感で、人見知り&スーパー照れ屋な私としてはちょっと緊張のスタート。それでもみんなで笑ったり苦しんだりしながら稽古するうちに、なんとなくいつものペースになってきた。やはりいろいろな人がいるので、センスもテンションもさまざまで、ふだんの気球の稽古場では見られないようなアドリブも飛び出し、とてもおもしろかった。タイムキーパー・ユージンのプレッシャーに、おやつをのどに詰まらせそうになりつつも、どうにか過密スケジュールをクリア。よかった☆
 稽古後は、20人で居酒屋へ行き、懇親会。今日はホストなのだから、あまり飲まないつもりでいたのだが、いろいろ話していたら楽しくなって、ほとんどいつもどおりに飲んでいた。何はともあれ、皆さん楽しそうでよかった。そして、今後につながりそうな出会いがたくさんあって、楽しみになった。

 ああ、それにしても今回はまるでプチ公演が一本終わったような感じだなあ。。。翌日の心身の状態が、そんな感じ。緊張しながらやっていたせいか、いつもやってる筋トレなのに、今朝は腹筋・背筋がバリバリ痛い。咳き込むたびに腹筋痛に襲われる。回数を重ねていけば、もっと慣れるかしら。次回は、参加者が無理なく楽しめる新しいプログラムをまた開発したいなあと思った。自分たちのためにもね。
 
 参加してくれたみなさん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
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長い一日
2005 / 12 / 03 ( Sat )
 ぐっちが、来週に迫った公演で気球ブロックを使いたいということで、倉庫に取りに行くために午前中待ち合わせをした。10時の待ち合わせに少し遅れちゃいそうだな、と思ってメールをすると、「りんさん!!待ち合わせは11時ですよ!」と返信が。。。ああ、最近の私は人との約束についてボケ症状が出ている。こないだなどは、ある人との飲み会の約束をてっきり来月のことだと勘違いし、待ちぼうけを食らわせてしまったのだ。11時まで、駅前のネットカフェで時間をつぶす。
 ぐっちの劇団の人たち5人と一緒に気球ブロックを池袋まで運んで別れ、入院した母の見舞いに行く。母はやはり元気がなかったけれど、買っていった杏仁豆腐をおいしいと言って食べていたので、ちょっと安心した。食べ物がおいしいとか、紅葉がきれいだとか、空気が冬らしいとか、そういうことを感じられるのは、まだ心にエネルギーが残っている証拠だ。
 夜は、殺陣の稽古へ。以前、受付のオヤジともめた稽古場だったのでちょっといやだったのだが、向こうもかなり気まずかったのか、今日は行く前から書類ができていてさっさと手続きが済んだ。今日の稽古はマットスペシャル。そもそも私は背中が固くてマットは苦手なのだが、今日はまた次々と高度な技を教わって、全身打撲を負う。あげくに「倒立をして、そのまま倒れてみて」はいぃぃ!!??なんですと!?いや、背骨折って死にますから!要するに、倒立をした状態から、そのまま反対側に背中から倒れるという技で、よくヒーローが悪者にやられたりして倒れるときに使うアクションである。最初は見るからに痛そうで怖そうで尻込みしていたが、おそるおそるやってみると、足をちゃんと着地させれば思い切り背中から落ちることはないので、実際にはそんなに大した衝撃はなかった。だいじょうぶだと思うと気持ちに余裕ができて、何度も練習し、多少できているような気になれた。補助なしの倒立も、あまり怖くなくなった。勢いあまって向こう側に倒れちゃっても、そんなに衝撃はないことが分かったからである。運動能力の限界はあるにせよ、やはり一番の限界は自分の恐怖心なのだなあと実感。
 それにしても、スタントマンとか、レンジャーショーの人とか、ああいう仕事の人ってやっぱりすごいんだねぇ。。。アクションスターへの道は程遠い。(いや、向かっていないような気もするが)

 さて、明日はいよいよワークショップだ!準備万端でいくぞ!
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じゃ〜ん!!
2005 / 12 / 02 ( Fri )
 生まれ月の12月を機に、気球日記をブログにしてみました!いつも読んでくれているみなさま、これからもどうぞよろしく。

 誕生月なので、年齢ということについて考える。
 何歳の誕生日にしても、自分が新しい年齢になると、今まで出会ってきた人やまわりの人のことをいろいろと思い出す。「母はこの年齢で私を産んだのか」とか「ああ、あの人は私と出会ったときこの年齢だったんだ」とか、まわりの人の過去に自分の年齢を重ねてみる。あらためて感慨深いことしきり。
 すてきな年上の人に出会うたび、私があの年齢になったらどんなふうだろうか、と考えてあこがれる。逆に、年上の困った人に出会うと、同じ年齢になったときああはなりたくない、と思う。
 一年一年、自分の中身を充実させていきたいものだ。

 それはそうと、「言の葉の一滴」の脚本が書きあがった。11月末の締め切りに、ぎりぎりセーフ!やった〜☆
 今回は締め切りまぎわの1週間ぐらいかなり集中していて、他のことに気が回らずなんとなく上の空だったり、ピリピリしたりしていた。でもどうしても誕生日が来るまでに仕上げたくて、連日夜と朝の境目になるまでパソコンに向かっていた。
 今回もまた、制作上の苦労を顧みないチャレンジがてんこ盛りである。近い将来自分の首をしめることになるのが分かっているのに、本を書いているときの私は、まだ見ぬ舞台に際限なくあこがれ続ける。
 11月30日の稽古でさっそく印刷をし、初の通し読みをした。どきどきした。この作品をどう育てていくか、楽しみはこれからだ。
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